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SRソフトビジョン メールマガジン 第9号
老健での使用事例 ~初心者にもわかりやすいシーティングを目指す~
※本メールは過去に弊社スタッフがご挨拶させていただいた方、弊社ホームページより問い合わせをいただいた方、資料のダウンロードをされた方へお送りしています。
お客様こんにちは。
住友理工健康介護事業室の宇佐美です。当社は、体圧測定器SRソフトビジョンのメーカーです。
シーティングの重要性は周知の事実ですが、介護現場では、まだまだ苦手意識がある職員の方も多いと聞きます。
食事や安楽など、目的によって良い姿勢は異なるため、状況に応じた調整をするためにも、できるだけ多くのスタッフがシーティングの知識を深めることは、ケアの質の向上につながります。
SRソフトビジョンは、シーティングの際、「わずかな調整でも体圧のかかる部位や大きさが異なることがひとめでわかる」為、リハビリ専門職以外の方も調整の意味が理解しやすく、シーティングの技術向上に役立ちます。
今回は、大阪府四條畷市の介護老人保健施設に所属する理学療法士の先生が、看護、介護職員などに対し、勉強会を実施した事例をご紹介します。
( データは、介護老人保健施設 パークヒルズ田原苑 理学療法士 藪本先生から頂きました)
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【活用事例】
<勉強会の内容>
1.シーティング有無の体圧分布の違いを事例で確認 (資料参照)
2.いつも通りのシーティングを行い、体圧分布を測定3.講義 ①通常座位、仙骨座りの体圧分布を確認 ②各調整の目的の説明・実演・体圧分布の変化を確認
4.再度シーティングを実施、講義前後で体圧分布に差異があるかを確認
<勉強会資料(一部抜粋)>
シーティングを行っていない場合と行った場合では、2時間経過後の座面の体圧分布が明らかに異なることを説明しました。
【シーティング無し】
姿勢
標準型の車椅子を利用
座位直後
最大圧 110mmHg
2時間経過後
最大圧 151mmHg
【シーティング有り】
モジュール車椅子
前腕と下肢にクッション
最大圧 89mmHg
最大圧 83mmHg
シーティングを実施することにより、2時間経過も体圧は増加せず、前ずれも軽減、圧の左右差も少なくなることを、一つずつの工程(車いすの変更、左股関節内転を防止する為の下肢クッションの追加など)ごとに参加者に説明しました。
<勉強会前後のシーティングの変化>
看護・介護職員が実施するシーティングの体圧分布を講義前後で比較しました。講義前は、ポイントを書いた写真を参考に実施しても、背中と座面の両方に高い圧がかかっていたのが、講義後は、しっかり奥まで臀部が入るなど、骨盤後面も含めた広い面で体重を支持できるようになりました。
<参加者(看護・介護職員)の声>
・色と数字で目に見えて違いがわかるため理解しやすかった
・小さなクッション一つでも利用者の座位に影響することがわかり、今まで以上に座位姿勢に注意していきたい
・ずれた姿勢の時の体圧がどうなるかが視覚的にわかったので今後の業務にも役立てたい
・自分が日頃行っているポジショニングを見直すいい機会になった
・普段の業務で見落としがちな利用者の座位姿勢の重要さ、下半身への部分的な圧力のかかりかたなど勉強になった
言葉や姿勢の写真だけでは伝わりにくいシーティングの過程や意義を、SRソフトビジョンを活用することにより、初心者の方にも納得してもらうことができます。ぜひ勉強会でもご活用ください。
製品の利用方法や活用事例についてご不明な点はありませんか?
どうぞお気軽にお問い合わせください。
住友理工株式会社 健康介護事業室 愛知県小牧市東三丁目1番地
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